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グリーフケア・アドバイザー [学術系(学問・文学etc)]

梅雨の長雨もようやく一段落し、夏らしい日差しが戻ってきました。[晴れ]
蝉の声も聞こえだし、汗だくの日々の到来です…[ふらふら]

さて、そんな7月に念願の資格を取得しました。
「グリーフケア・アドバイザー(特級)」です。
これは、日本グリーフケア協会が認定している資格となります。

グリーフケア・アドバイザー資格に関しては、協会HPにも出てますし、
少し検索すれば、いろいろと調べることができるのですが、
しかし、特級に関しては、なかなかベールに包まれています…(笑)。
僕もいろいろ調べたのですが、結局は断片的な情報ばかりで、
その概要などがほとんど分かりませんでした。
そこで、今日はこれから資格を取ろうと検討している人や、
興味がある人のための参考になれば…と思い、
「グリーフケア・アドバイザー(特級)」について、
経験者として説明したいと思います。

まずは、基本的なことですが、
グリーフケア・アドバイザーとは何か?
そもそも「グリーフケア」とは何かということです。

グリーフとは、「悲嘆」と訳され、死別の深い悲しみを意味します。
相手が大切な人であればあるぼどに、グリーフも大きくなります。
とてもつらく悲しい事ですが、これは誰もが経験することでもあります。
グリーフケアとは、グリーフ(死別による悲嘆)を感じている人を
ケアするということです。
一言で言えば、遺族ケアといえるでしょう。

グリーフケア・アドバイザーは、
日本グリーフケア協会が主催している認定資格です。
協会の認定講座に参加することにより、資格を取得できます。
その意味では容易に取得できる資格と言えるでしょう。

グリーフケア・アドバイザーには、3つの段階があります。
①グリーフケア・アドバイザー2級
②グリーフケア・アドバイザー1級
③グリーフケア・アドバイザー特級

2級は一日の講習の参加(費用は3万円くらい)、
1級は、2級取得者で二日の講習(費用は5万円くらい)、
特級は、1級の資格取得者で、協会からの推薦があった人のみ、
二日間の講習に参加すると取得できます(費用は7万円くらい)。
1級までは誰でも取得でいますが、
特級はなかなかハードルが高めです。
資格の取得に関しては、特に事前の資格などは必要ありません。
18歳以上であれば誰でも参加できます。

資格の取得は容易ですが、
人気が高いために応募がすぐにいっぱいになり、
申込みがあっと言う間に締め切られてしまうので、
「参加できるかどうか」がとりあえずの一番のハードルになります。
こまめに協会HPをチェックし、すぐに申し込む必要があります。
…と、ここまでがイントロダクションです。

グリーフケア・アドバイザー特級.jpg
これがグリーフケア・アドバイザー特級の免状です。
日本語のもののみを写しましたが、隣に英語版も一緒になっています。
なかなかしっかりした免状となっています。

グリーフケア・アドバイザー特級の認定講座は、
協会からの推薦があった人のみ受講することができます。
これがハードルを高めています。

協会の推薦を受けるためには、
1級講座終了後に出される課題の出来(評価)が大きく影響するようです。
特級までの取得を考えている方は、この課題に全力で取り組みましょう。

参加に関しては、参加を希望するかどうかの連絡が協会から来ます。
僕はメールでのやり取りでしたが、
基本的には電話がかかってくるようです。
今回の参加者の中には、何度か連絡をもらいながらも都合が合わず、
数回目のお誘いを受けてようやく都合がついて参加された方もいました。
ちなみに、僕は昨年に1級の取得し、すぐ翌年に特級に参加できました。

参加者は、10名ほどです。
2級、1級の講座の参加者の多さから考えると、
とっても人数が絞られていて、ビックリしました。
それだけ少数精鋭でみっちりな学びの2日間となります。
朝から晩までしっかりグリーフケアについて学びます。
1日目は21時45分まででした…(笑)。
場所は渋谷です。
僕は自宅から通えましたが、関東以外の方は宿泊が必要となるでしょう。

ちなみに、開催日時は毎年一回で
7月の海の日の連休に行われるようです。
昨年は待機者が多かったために、例外的に年二回の開催となり、
11月にも開催されたそうです。
…ですが、基本的には年に一回ということです。

講座の内容としては、
先生の講義やこれまでの復習・振返りはありますが、
中心はワークショップやグループワークという参加型の内容となります。
自分で作業することで、とても自分の力になりました。
参加者の皆さんの声を聞くことで、多様な視点を獲得できますし、
多くのことに共感できました。
また、既に特級を取得された先輩の体験や、現在の活動報告なども
伺うことができました。
これは今後の自分の活動についての道しるべとなりました。

今回の参加者は、グリーフの体験者、医師、薬剤師、研究者、
介護士、葬儀関係の仕事の方など、
多様な方々で構成されていました。
先生も交えて10名強で二日間みっちり行いますので、
其々が様々な背景を抱えながらも、お互いに理解し合って、
戦友というか、同志のような仲間意識が芽生えて、
一体感が生まれてみんなが仲良くなりました。

僕自身はとても学びが多かった二日間となり、
参加して良かったと思いました。
せっかく資格を取得したので、これを眠らせたままにしないように、
グリーフケアの活動を行っていきたいと考えています。

協会では、特級取得者へのアフターケアも行っています。
特級取得者だけの講座があったり、交流会があったり、
各自のグリーフケアドバイザー活動のサポートも行ってくれます。

…以上、とっても簡単ではありましたが、
グリーフケア・アドバイザー特級講座についてでした。
皆さんの参考になれば幸いです。


※追加情報
ここからは追加情報ですが、
特級取得後にも特級取得者だけの勉強会や交流会などもあり、
全国から特級取得者が集まり、情報交換や勉強を重ねています…。

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