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足尾銅山へ…。 [旅]

風薫る5月の気持のいい青空の中、わたらせ渓谷に行ってきました。
「これぞまさにゴールデンウィーク!」って感じです。

渡良瀬川.jpg

渡良瀬川の心地よい風を頬に受けて、サツキの赤も鮮やかに心も満足。
新緑が本当に気持ち良かったです。
 
  わたらせ渓谷鉄道.jpg

「いつかは乗ってみたい!
」と思っていたわたらせ渓谷鉄道にも初乗車。
ディーゼルの唸る音にしびれました。

今回の一番の目的は、足尾銅山に行くことでした。
4月の始めに水俣を訪れ、あらためて公害について理解を深めたいと考え、
GWということで思い切って、日帰りで足尾まで足を運びました。
足尾銅山は、何と言っても「日本の公害の原点」ですから…ね。

交通費用は、JR東日本の休日おでかけパス¥2720と、
わたらせ渓谷鉄道の一日フリー切符¥1880でした。
僕は東京~小山~桐生経由で行きましたが、
足利~桐生間だけお出かけパスの範囲外なので
別途¥240の切符が必要です(往復で¥480)。
千葉からだと片道四時間半もかかりますが、
交通費が5千円程度で済んでしまうのは、何よりお得です。
ちなみに特急券を購入すれば、東京~小山は新幹線も利用可です。

足尾銅山には、「足尾銅山観光」という坑道まで入れる施設があり、
ここで当時の様子を体感することができます。
最寄り駅は、わたらせ渓谷鉄道の通洞(つうどう)駅となります。
銅のモニュメントが素敵です。

通洞駅.jpg

「足尾銅山観光」は、通洞駅から徒歩5分くらいのところにあります。
銅山や採掘の様子、炭坑夫のありさまなどが学べるだけでなく、
実際の坑道の中に入って当時の様子を体感できます。
とても貴重なところです。入館料は¥830でした。
入り口の後ろには鮮やかな赤い通洞大橋が架かっています。

足尾銅山観光.jpg
トロッコ電車.jpg

坑道へはトロッコ電車で入っていきます。
これも当時の雰囲気を体験できて、これだけでも心が高まります。

坑道内①.jpg

炭坑では、観光用に整備されてはいますが、当時の坑道が伸びています。
暗い坑道には水があちこちでしみ出していました。
湿気が高く、肌寒さも感じるくらいでした。
実際に足を運んでみて、本当に感動しました。
こんな大変な中で、最初は手彫りで銅を採掘していたんですね~。
歴史の事実と重みを心に刻むことができました。

坑道の中では、解説と蝋人形で炭坑夫たちの仕事の様子が見られます。

坑道内と抗夫.jpg
炭坑夫の方々の苦労の一端を感じることができました。
想像を絶する労働環境でした。
彼らのお陰で今の日本の反映があるんですよね…。
決して忘れてはならないと思います。

そして、日本で始めて公害問題を提起した田中正造の偉大さにも、
改めて気づかされました。歴史を学ぶことって本当に大切ですね。

足尾銅山と言えば、名物の「あんこ玉」です。
ここに来たら、これを食さなくちゃ!
安塚菓子店の手作りの足尾名物です。かつては炭坑夫の楽しみでした。

あんこ玉.jpg

つやつやで輝いてるあんこ玉です。
二つが一つになっていて、食感も独特でとても面白い味でした。
地元の味ってやつです。美味しかったです。

お菓子の安塚(店内).jpg

お店は昭和感いっぱいでした。
ホッコリしますね~。


今回は旬な話題ということで、
わたらせ渓谷の足尾銅山についてブログってみました。
連休中に訪れてみてはいかがでしょうか?

歴史に深みと公害の原点に触れることができて大満足なだけでなく、
わたらせ渓谷の新緑に触れて心もリラックスできました。
急に思い立っての旅でしたが、とても素敵な旅でした。

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